夏のおわりの大瀧詠一

八月も下旬になると

何とも言えない

寂寥感というか

物寂しさがあって

 

 

子供のころからある

感情で

夏休み終わってほしくない

気持ちからかな

 

 

痛くなるほどの暑さ

サイレンのような蝉の声

燃えるようなカンナの赩い花が

道に落とす濃い影に

悲しくなって

やりきれなさを感じ

 

大瀧詠一を聴くと

ちょっと

和らぐというか

寂しいんだけど

楽になるというか

 

傷に軟膏的なもの?

カナリア諸島にて」軟膏